インターネットバンキング、オンラインショッピング、
さまざまなウェブサービスにサインアップする際に、
いくつものパスワードやIDを管理する必要がありますね。
全てを頭で覚えておくのは難しく、個人情報のセキュリティについても気になるところです。
もっとスマートに安全に管理する方法はないでしょうか？
パスワード帳を作成する際は、
ウェブサイトのURL、
ユーザーID、
パスワード、
そして設定日を記入することをお勧めします。
書式を揃えることで、整理された見やすいパスワード帳が完成します。
手書きでの管理は、デジタル機器を使った場合と比較して、
個人情報の漏えいリスクを軽減します。
本記事では、手帳を使ったパスワードの整理方法と、
紙とデジタルのそれぞれの管理方法のメリットとデメリットについて詳しく説明し、
あなたにピッタリの方法を見つけるお手伝いをします。
手書きでパスワード帳を作る方法：詳しい手順とアドバイス
デジタル保存と異なり、パスワードを手書きで管理することをおすすめします。
膨大な数のパスワードやIDを全て覚えるのは現実的ではありません。
手書きのパスワード帳を整備する際、以下の情報を含めることが重要です。
- サイトの名称やURL
- ユーザーIDやユーザー名
- パスワード
- パスワードを設定した日付
特に、設定日を記録しておくことで、定期的に更新するべきパスワードが一目でわかります。
安全のためにも、パスワードは年に一度は見直し、更新が推奨されます。
私はパスワードを記録する際に、直接ノートに書くのではなく、ポストイットを使っています。
これにより、パスワードの更新が必要な時にノートを汚さずに済み、
ポストイットを新しいものに置き換えるだけで簡単に情報を更新できます。
そうすることでパスワード帳を長期間綺麗に保つことができます。
ただし、パスワードを書いたポストイットをモニター周辺に貼るのは大変リスクが高い行為です。
セキュリティ上の危険を避けるため、このような行為は絶対に避けるようにしましょう。
パスワード管理をもっとスムーズに！役立つアイデア集
パスワード整理に最適なノートが、100円ショップや文具店で販売されています。
これを直接使うのもいいし、管理のコツを学ぶ参考にするのも良い方法です。
また、別の便利な手段として、
パソコンのExcelを使って、ウェブサイトのアドレス、ID、パスワードを記入し、
これを印刷する方法があります。
URLを直接書く手間を省きたい場合、コピー＆ペーストでExcelに貼り付けると手軽です。
しかし、Excelで作成したファイルを印刷した後は、
そのファイルをパソコンに保存しないよう気をつけましょう。
もしファイルが保存されたまま外部に漏れることがあれば、個人情報が露出するリスクがあります。
それが原因で、オンラインバンキングの口座から不正に資金が引き出されるなどの
トラブルに遭う可能性も否定できません。
このようなリスクを避けるためにも、Excelでの記入と印刷は行っても、
ファイルを保存することは避けるべきです。
また、パスワードや重要な個人情報を一箇所にまとめておくリスクを避けるためにも、
情報を分散して保管する工夫をしましょう。
他人に書類やノートを見られたとしても、
アカウントに簡単にアクセスされないようにするための対策も重要です。
パスワード管理に役立つ分冊式ノート法
• 2冊のノートを用意しましょう。
• 一冊目には、ウェブサイトのアドレスとIDを記載し、それぞれに一意の番号を付けます。
• 二冊目のノートには、先ほど付けた番号とそれに対応するパスワードを書き込みます。
パスワードをメモする際には、
自分だけが理解できる特別な符号やヒントを用いるのも一つの手です。
大事なのは、セキュリティを維持しつつ、個人的に扱いやすい管理法を見つけることです。
パスワードの手書き管理：その長所と短所
パスワード管理には様々な方法があり、それぞれ利点と欠点を持っています。
ここでは、デジタルデバイスを利用した管理と、伝統的な紙のノートによる管理の違いを探ります。
紙による管理法のメリット
紙のノートでパスワードを手書きで記録する手法には、
次のようなメリットがあります。
• 一般的に、手書きによる記録はデジタル方式よりもセキュリティが高いとされています
• インターネットを通じた情報漏えいのリスクがありません
• 簡単で誰でも扱いやすい管理方法です
• 保存が長期に渡り可能です
デジタル操作が苦手な人にも、
紙のノートでの管理はアクセスしやすく、実践しやすい方法と言えるでしょう。
例えば、70代の私の母も、パソコン使用には苦労しながらも、
メールやZoom、Googleなどの基本操作をこなし、
IDやパスワードは常にノートに記入して管理しています。
次に、紙のノートを使用したパスワード管理のデメリットに焦点を当ててみましょう。
紙による管理法のデメリット
• 盗まれるか、なくしてしまうリスクがあります
• 地震、洪水といった災害が発生した場合、持ち出しにくい、
損傷や完全な損失の可能性があります
• ページが他人にこっそり写真に撮られる恐れがある
手書きでのパスワード保管は情報漏えいの心配を軽減しますが、
万一盗難や紛失に遭った場合、アカウントへのアクセスやパスワードの再設定に手間がかかります。
外出時には持ち歩かず、鍵のかかる保管場所を利用する、他人に見られないようにするなど、
注意深く管理する必要があります。
パスワードをウェブ上で管理：その長所と短所
パスワードをウェブ上で管理する手段には、
クラウドベースのサービス、専門のアプリ、またはデバイス内蔵のメモ機能があります。
自分も、重要な個人データやクレジット情報を含まない限り、
いくつかのアカウントをオンラインで管理しています。
ウェブによる管理法のメリット
ウェブ上での管理には次のような利点があります。
• 必要なときに複雑なパスワードを簡単に呼び出せる
• 複数のデバイス間での同期が可能で、アクセスが便利
現代のセキュリティ基準は、
より複雑なパスワードを推奨しており、
多くの場合ランダムに生成されたパスワードが用いられます。
これらは記憶するのが難しく、手動入力が煩わしいものですが、
クラウドサービスを使用することで、パスワード入力の手間を省き、容易にログインできます。
ウェブによる管理法のデメリット
一方で、ウェブ上での管理には以下のようなリスクも存在します。
• データ漏洩や紛失の恐れ
• 予期せぬサービス終了
• セキュリティ上の不安
ウェブ上での最大の懸念はデータの外部流出です。
セキュリティ対策を施していても、リスクは完全には排除できません。
また、使用していたサービスが予告なしに終了することもあり、
データ移行の通知を見落とすと、重要な情報を失う可能性があります。
サービスの終了時期は予測が難しく、
データを一か所にのみ保存しておくことのリスクを示しています。
リスクを減らすには、データを分散して保管することが一つの解決策です。
100円ショップで入手可能な便利なパスワードノートについて
パスワードノートは、100円ショップをはじめ、無印良品やロフト、
さらには文房具店やオンラインマーケットでも手に入れることができます。
今回は、ダイソー、セリア、キャンドゥのような100円ショップで販売されている
パスワードノートを具体的にご紹介します。
ダイソー
ダイソーのパスワードノートは、14.3cm×9.5cmのサイズで、
持ち歩きやすいコンパクトさが魅力です。
最大で75項目のパスワードを記録でき、
サイト名、ID/ユーザー名、パスワード、メールアドレス、メモの項目があります。
パスワード部分に広いスペースを確保しており、変更時も書きやすい設計です。
シンプルなデザインと広い記入スペースで、使いやすさに優れています。
さらに、項目ごとに整理しやすいインデックスも特徴的です。
セリア
セリアのパスワードノートは、14cm×9.5cmのサイズで、
サイズ感やページ構成、
記入項目がダイソーのものと似ていますが、
表紙に「Note Book」とだけ記されており、
中身がパスワードノートであることを外見からは判断しにくくすることでプライバシーを守ります。
キャンドゥ
キャンドゥのパスワードノートは、パスワード設定日や更新日を記載できる日付欄があり、
セキュリティ管理に役立つ機能を備えています。
ただし、記入スペースはダイソーやセリアの製品よりも少し狭いかもしれませんが、
これは好みの問題かもしれません。
このノートはセリアと同じ14cm×9.5cmのサイズで、30ページあり、
最大で60件の記録が可能です。
たったの税込110円で手に入るパスワード管理用のノートは、本当に使い勝手が良いと思います。
どのノートが最も自分に合っているかを見極めるためにも、
100円ショップで実物を手に取ってみることをお勧めします。
パスワードの整理術とその要点
• パスワード記録用のノートには、サイトの名称やURL、使用するIDやユーザー名、パスワード、
そしてパスワードを設定した日を書き記す。
• パスワードの更新をスムーズに行い、記録を長く保持するためには、
ポストイットの活用がおすすめです。
• Excelでパスワード一覧を作成し、それを印刷する手法もありますが、
安全性を考えて印刷物以外は保存しないようにしましょう。
• より安全に管理を行うためには、すべてのパスワードを一つのノートにまとめず、
2つのノートに分けて記録することが効果的です。
• 手書きでのパスワード帳の利点はその手軽さにありますが、
一方で盗難や紛失により情報が失われるリスクがあります。
• デジタルでの管理は入力や保存が手軽な点がメリットですが、
オンライン上の情報漏洩の可能性がデメリットとして挙げられます。
• ダイソー、セリア、キャンドゥなどの100円ショップでは、
さまざまなパスワード管理ノートが手に入ります。
日々の生活において避けては通れないIDやパスワードですが、
適切に整理することでより快適な生活が送れるかもしれません。
ぜひこの機会に、最適な管理方法を見つけてみませんか。
この情報が皆さんのお役に立てれば幸いです。
