新居へ引越しする際、生活の基盤となる水道、ガス、
電気の利用を開始する手続きは引越し当日には欠かせません。
引越しの準備を進める中で、
これらのライフラインの契約開始や終了に関する手続きは多くの方が気になる重要なポイントです。
新しい家での生活をスムーズにスタートさせるには、どのようなプロセスを踏めばよいのか、
現在契約しているサービスの解約方法や新居へのサービス申込み方法について
具体的に知りたいところです。
この記事では、引越し当日に水道、ガス、電気が
スムーズに使えるようになるための手続きの流れを具体的にご案内します。
新居で電気をスタートさせる手続きポイント
引越しする際、最初に確保したいのが電気の供給です。
夜間でも快適に過ごすためには、事前の準備が欠かせません。
それでは、新居で電気を使う準備はどのようにすれば良いのでしょうか？
新居での電気供給の開始
新しい家で電気を利用するためには、まず該当地域の電力会社に連絡し、
電気の供給開始を申し込む必要があります。
特別な手続きを要することなく、家のブレーカーを入れるだけで電気を使い始められます。
■供給開始の手続きで必要な情報
- 契約者名：電気の使用者の名前
- 利用開始住所：電気供給を希望する新居の住所
- 電気利用開始日：電気の使用を開始したい日
また、支払い方法をあらかじめ決めておくことも大切です。
銀行口座の自動引き落としを設定すると便利です。
申込はオンライン、あるいは郵送で申込書を送る方法が一般的です。
電気利用契約申込書は通常、玄関のドアポストやブレーカーの近くに配置されていますが、
ない場合は電力会社に連絡して手配をお願いしましょう。
以前の住所での電気供給の停止
新居への引越しで、古い住所の電気供給を止める必要が出てきます。
この手続きを怠ると、引越し後にも古い住所の電気料金が請求されることになります。
引越し計画が決まったら、早めに電力会社に連絡してください。
■供給停止の手続きで必要な情報
- 契約者名：電気を使用していた人の名前
- 現住所：電気を使用していた旧住所
- 新居の住所：今後電気を使用する新しい住所
- 電気供給停止日：電気の使用を停止する日
お客様番号を伝えることで手続きがスムーズに進むことが多いです。
引越し当日は多忙になりがちですので、
電気の使用停止計画はあらかじめ立てておくと安心です。
新居への引越し時、ガスの利用を即座に開始する手順
引越しにおいて、家庭内での快適性を左右するガスの利用開始は、綿密な準備が求められます。
特に、初日から暖かいお湯を使いたい場合、新居でのガスサービスの即時開始が不可欠です。
また、以前の住所でガスサービスを適切に終了させる手続きも重要となります。
新居でガスを利用する準備
ガスサービスの利用開始には、必ずガス会社の担当者による立ち会いが必要です。
そのため、新居でガスを使用する準備として、事前にガスの開栓手続きを行い、
希望日時の予約を完了させておくことが大切です。
引越しシーズンは特に予約が集中するため、できるだけ早期の予約が推奨されます。
■手続きに必要な情報
- 契約者名：ガスを使用する人の氏名
- 新居の住所：ガスサービスが必要な新居の詳細な住所
- サービス開始希望日：希望するガス利用開始日 ※事前に立ち会い日時の確認が必要です。
立ち会いが求められるため、引越しの日程や勤務スケジュールとの調整が必須となります。
荷物の搬入日に合わせてガスの開栓を予定することが理想的です。
新しくガス器具を設置する場合、開栓と同時にその設置・点検が行われるので、
準備は事前に整えておきましょう。
また、支払いは自動引き落としで設定することにより、後の手間を省けます。
前住所でのガスサービス終了の手続き
ガスサービスを終了する際には、ガス会社の担当者が必要となるケースが一般的です。
引越しの計画が固まった段階で、速やかにガス会社への連絡を行い、
手続きの開始をお願いすることが適切です。
引越し当日には、ガスメーターの確認と共に、ガスの停止作業が行われ、
最終的な料金が決定します。
自動引き落としを選択している場合、追加の手続きは不要ですが、
請求書での支払いをしていた場合は、新居へ請求書が送付されるように手配が必要です。
■提供する情報
- 契約者名：以前の住所でガスを利用していた人の氏名
- 現住所：ガス使用を終了する旧居の住所
- 新居の住所：次にガスを利用する新居の住所
- サービス終了予定日：ガス利用を停止予定の日
引越し先での水道使用開始ガイド
引越し先で水道サービスを迅速に開始することは、
新生活をスムーズに始めるために非常に重要です。
そのため、引越し予定が決まったら、速やかに水道事業者へ連絡を取ることが推奨されます。
新居での水道利用開始について
引越し当日から水の利用を確実にするため、
ほとんどのケースでユーザー自身が開栓作業を行う必要があります。
一方で、物件によってはすでに水が供給されており、
蛇口をひねるだけで利用可能な状態の場合もあります。
とはいえ、新居で水道を新規に利用する際は、必ず水道局と事前に連絡を取ることが必要です。
手続きは「水道利用開始申込書」に必要情報を記入し、郵送によって行われます。
この時、支払い方法の選択も行います。
■水道開始の際に必要な情報
- 契約者名：水を利用する方の氏名
- 提供先住所：水供給を希望する新居の住所
- 利用開始予定日：水道の使用を開始する日付
前住所での水道サービス終了手続き
水道サービスの解約に際しても、早めに水道局への通知が必要ですが、
具体的な期限はありません。
引越し日程が決定したら、できるだけ早く水道局へ手続きの開始を依頼しましょう。
引越し日には、利用者自身で水道の閉栓を行い、旧居での水道使用を終了します。
後日、水道局から職員が来て使用水量をチェックし、料金の最終清算を行います。
支払い方法が口座振替の場合は自動的に処理されますが、
振込や支払用紙を利用していた場合は、
新居へ請求情報が送付されるよう手配する必要があります。
■水道終了の際に必要な情報
- 契約者名：水道を利用していた方の氏名
- 現住所：水を使用していた旧居の住所
- 新居住所：これから水を使用する新居の住所
- 利用停止予定日：水道の使用を終了する予定日
引越しに伴う電気・ガス・水道手続き完全ガイド
「引越しに伴う電気・ガス・水道手続き完全ガイド」と題して、
新居での生活をスムーズに始めるために必要な、電気、ガス、
そして水道のサービス利用開始手順について解説しました。
引越しの準備に忙しい中、つい見逃しがちなのがこれらライフラインの手続きです。
移転が決まったら、
できるだけ早くこれらのサービスの開始および終了手続きを進める必要があります。
現在では、多くの手続きがオンラインで行えるため、早めに引越し先の必要情報を収集し、
計画的に手続きを進めることを推奨します。
