実は、
【退院時に必ずしもおくるみが必要なわけではありません。
病院や季節によっては不要な場合もあります】。
赤ちゃんの退院は家族にとって特別な瞬間です。
おくるみの選び方や活用法、
さらに春夏秋冬に適した素材や色の選び方など、
おくるみに関する情報をまとめてご紹介します。
また、便利なおしりふきウォーマーに関する情報も別途紹介しておりますので、
ぜひ併せてご確認ください。
退院時におくるみは本当に必要？季節や状況によるおくるみの必要性
おくるみが退院時に本当に必要かどうかは、
その時期や状況により異なります。
おくるみのメリットについて詳しく解説
以前、退院時におくるみが不必要だった事例をご紹介しましたが、
実際におくるみには赤ちゃんと
その家族にとって多くの利点が存在します。
ここでは、おくるみが持つ数々の利点をご紹介します。
1.赤ちゃんの安心感を高める
赤ちゃんは母親のお腹の中で丸くなる姿勢で過ごしています。
おくるみを使うことでこの姿勢を再現し、
赤ちゃんが安心して眠れるようになります。
2.体温調節をサポート
赤ちゃんの皮膚は薄く体温を保つのが難しいため、
おくるみは温度調節の大きな助けとなります。
3.抱っこしやすくなる
生まれたばかりの赤ちゃんを抱く際、
首がしっかりしていないことが不安の一因となることがありますが、
おくるみを使用することで赤ちゃんを安定させ、
抱っこしやすくなります。
4.年間を通じての多様な利用
おくるみは赤ちゃんに優しい素材で作られており、
抱っこ時のサポートだけでなく、日よけ、
授乳ケープ、おむつ替えマットとしても活躍します。
5.モロー反射の抑制
モロー反射は赤ちゃんが持つ原始反射の一つで、
予期せぬ刺激によって手足を急に動かすものです。
おくるみで包むことで、この反射を抑えることができます。
これらのメリットから、
退院時におくるみが直接必要でなかったとしても、
一枚持っておくと非常に便利であることがわかります。
季節に合わせたおくるみの選び方
おくるみは赤ちゃんの快適性を保つために一年を通して大変重宝します。
各季節に応じた最適なおくるみの選び方についてご案内します。
・春に最適なおくるみ
春は暖かくなり始めますが、
朝晩はまだ冷えることがあります。
この時期には、柔らかくて薄手のガーゼ素材のおくるみがおすすめです。
春らしい明るいパステルカラーの商品が多く見られ、
選ぶ楽しみもあります。
・夏向けおくるみの選定
夏は赤ちゃんを暑さや直射日光から守るためにおくるみが役立ちますが、
同時にあせもやおむつかぶれのリスクも伴います。
夏用には、
通気性と速乾性に優れたガーゼや涼しい感触の素材を選びましょう。
・秋に適したおくるみ
日中の気温変動が激しい秋には、
保温性と通気性を併せ持つおくるみが役立ちます。
パイル、6重ガーゼ、コットン素材が良いでしょう。
秋には落ち着いた色調のおくるみが市場に出回ります。
・冬のおくるみ選び方
冬の冷え込みには、キルトニットやフリース、
ウールなどの厚手素材が赤ちゃんを暖かく保ちます。
しかし、室内での暖房による温度変化に対応するため、
赤ちゃんの様子を見ながら調整が必要です。
おくるみの使用時には、赤ちゃんの体温調整に気を付け、
必要に応じておくるみを外してあげることが大切です。
赤ちゃんは自分の体感を言葉で伝えることができないため、
肌の濡れ具合や手足の温度をこまめにチェックし、適切にケアしてあげましょう。
退院時のおくるみの選び方と便利な巻き方
退院時におくるみの色に決まりはありません。
お好みやその日の服装、
または赤ちゃん用品とのコーディネートを楽しむのも良いでしょう。
おくるみは退院後も多目的に使用できるので、
活用シーンを想像しながら選ぶと良いです。
一般的には、90×90cmの正方形が扱いやすいサイズです。
ここでは、初心者でも簡単にできるおくるみの巻き方を二つ紹介します。
1.スワドリング：
1.おくるみをダイヤモンド型に敷き、
一角を折り返して赤ちゃんの頭を置く。
2.赤ちゃんの左手を身体にそわせ、
右側のおくるみを左側に折りたたみ、
身体の下を通す。
3.下の角を赤ちゃんの肩まで上げ、
最後に左側を右側へと包み込む。
4.赤ちゃんの足が自然に動かせるように調整する。
2.おひなまき：
1.タオルを軽く巻き、おくるみの端に置いて、
その上に赤ちゃんを仰向けに寝かせる。
2.赤ちゃんの手をおくるみに入れ、
手のひらが出るようにして肘を曲げる。
3.おくるみの両端を結び、
赤ちゃんの足を自然に曲げる。
4.おくるみの裾を持ち上げ、
一方を結んだ部分の下に通し、
もう一方もしっかりと結ぶ。
これらの巻き方では、赤ちゃんが快適に過ごせるよう、
締め付けすぎないことが重要です。
また、赤ちゃんの体温調節に留意し、
必要に応じておくるみを調整してください。
赤ちゃんは自分の体感を言葉で伝えることができないので、
定期的に肌の状態や手足の温度をチェックし、適切なケアを心がけましょう。
バスタオルとガーゼタオル: おくるみの代替品として
おくるみに関するさまざまなメリットや季節別の選び方、
便利な巻き方についての情報を共有してきました。
さらに、実体験を基に、おくるみを新たに購入する前に、
手元にあるバスタオルや大判ガーゼタオルの活用をおすすめします。
赤ちゃんのデリケートな肌に触れるものとして、
選ぶタオルは肌に優しく通気性が良いものが好ましいです。
形状が正方形でないバスタオルは、
おくるみとして使用する際に巻きにくい場合がありますが、
適切な折り方やサイズ調整で問題を解決できます。
特に、夏場の高温時には薄手のガーゼタオルが非常に有効です。
しかし、タオルの使用目的を明確に分けることで衛生を保つことが重要です。
バスタオルやガーゼタオルはオンラインでも購入可能ですが、
肌触りや通気性を直接確認できればより良い選択が可能です。
タオル使用に際して問題が発生した場合は、
その時点で専用のおくるみを検討すると良いでしょう。
結論として
全ての赤ちゃんや状況におくるみが必須であるわけではありませんが、
赤ちゃんに多大な利点を提供します。
手持ちのバスタオルやガーゼタオルを始め、おくるみの選択と利用方法を賢く検討しましょう。
