光速はその速さが一般的な感覚では捉えきれないほどです。
よく「光は1秒間に地球を7周半もする」と表現されますが、
この速さをもっと身近な単位で理解してみましょう。
秒速で見る光速
科学者たちが行った多くの実験により、
光速は約299,792.458キロメートル／秒と計測されています。
これをもう少しわかりやすく言うと、
約秒速30万キロメートルになります。
時速で見る光速
秒速のデータを時速に換算すると、
約1秒の間に3600倍することで、
約10億8,000万キロメートルとなります。
この速さなら、
地球から木星まで1時間で到達可能です。
マッハで見る光速
光速を音速の単位であるマッハで表すと、
驚異のマッハ882,000を超えます。
具体的には、
音速の約88万1,632倍にあたります。
音速は時速約1,225キロメートルで、
これを基に光速を計算すると、
その速さがいかに桁外れであるかが理解できます。
光速を具体的な例で感じる
例として、
地球から太陽までの距離は約1億5,000万キロメートルです。
この距離を新幹線で移動すると50年、
スペースシャトルを使っても228日かかりますが、
光速だとわずか8分20秒で到着します。
また、
地球から月までの距離384,400キロメートルも、
光速で約1.3秒で到達します。
まとめ
光速の驚くべき速さを、
これらの比較から実感してみると、
日常生活の枠を超えたスピードに驚かされます。
さらに、
宇宙を計済む「光年」という単位は、
光が1年間に進む距離を表し、
遠い星までの距離が「何万光年」と表現されることからも、
その広大さと速さが伺えます。
